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Scan-Speak Discoveryシリーズで自作2wayスピーカー - 過去記事一覧
- ユニットの選定
- ウーファーのT/Sパラメータ測定
- エンクロージャーの特性シミュレーション
- エンクロージャーサイズの決定
- エンクロージャーの詳細設計
- エンクロージャーの組立て
- Far Field測定とクロスオーバー周波数の検討
- Near Field測定
- 特性改善のためのエンクロージャー修正
- Far Field測定とNear Field測定をやり直し
- クロスオーバーネットワークの設計と製作
前回の記事でネットワーク回路の設計と実装が終わりました。
次はエンクロージャーの仕上げとして塗装を行います。またスピーカーユニットと組み立てたネットワーク回路、吸音材を組み込みます。
エンクロージャーの着色
エンクロージャーの組立ての記事でエンクロージャーの表面の下処理としてシーラーでの目止めとヤスリがけは終わっていました。これから着色のための塗装を行います。
塗装にはバターミルクペイントの白を選択しました。室内で行うために臭いが無いものを使いたかったからです。
最近は市販スピーカーでも白いスピーカーはよく見かけます。いつも無難に黒を選んでしまうのですが、少し冒険してみることにしました。
1、2度塗った状態ではまだムラがあり、下地の色が出てしまっています。白は薄い色なので何度も塗り重ねる必要がありそうです。
5、6回くらい塗り重ねたでしょうか。色むらもなくなり真っ白な状態になりました。
塗装の際の刷毛は化繊のものとスポンジ刷毛を使用しました。バターミルクペイントの原液では刷毛の跡が目立ってしまうので20%程度薄めて使っています。
表面が少し刷毛のあとが残って凸凹してきたので、320番前後のヤスリを軽くかけて表面を整えてからもう一度塗って着色は終わりです。
エンクロージャーの表面コーティング
バターミルクペイントを塗るだけでは表面が弱く、傷も汚れもつきやすい状態です。
表面を強くするためにウレタン系のニスを塗ることにしました。バターミルクペイントとの親和性を考えて同じようにバターミルクペイントを販売しているターナーのものを使います。
トップコートを20%ほど薄めたものを2回塗ることで十分な強さになったように見えます。
バターミルクペイント単体に比べるとツヤツヤしていますが、つや消しのような仕上がりになりました。多少つや消しの方が仕上げの荒さが目立たなくて良いです。
ここで作業をしているとベースの色に白を選んだ問題点があらわになりました。トップコートを塗った後についた埃が表面につくと目立ってしまうということです。これは黒などの濃い目の色を選んでいれば無かったことです。
軽く細かいヤスリで誤魔化して、取れなかったところは諦めることにしました。
ユニットとネットワークボードの組み込み
ユニットの取り付けて吸音材を入れて、ネットワークボードを配線します。
ツィーター裏の部分の吸音材から入れていきます。吸音材は多めに入れないとポートからの漏れが大きいことが過去の記事でわかっています。なので、少し多めにいれました。
吸音材はホワイトキューオンを使いました。
ネットワークボードはマジックテープで取り付けました。ボードが想定より大きくなってしまったため、横の壁にも取り付ける形になってしまいました。
奥のコイルの向きと手前右のコイルの向きが揃ってしまっているので干渉が起こらないか若干心配な配置になっています。現物は写真で見るほどは近くはないですが...
ウーファー裏の吸音材も入れていきます。
ネットワークボードおよびポート周辺にも吸音材を入れて完成です。吸音材の量はまたNear Field測定を行なって調整する予定です。
完成
ようやくここまで辿り着きました。白と黒のコントラストが効いていて良いですね。
もう片方のチャンネルがまだ組み上がってないので、まだ音は聴けていません。
次回の記事
次回はポートと吸音材の調整になるかなと思います。