工作とかオーディオとか

作った物について書きます

Scan-Speak Discoveryシリーズで自作2wayスピーカー - エンクロージャーの組立て

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はじめに

前回の記事からだいぶ時間が経ってしまいましたが、ようやくエンクロージャーの組み立てとシーラーでの目止め、表面のヤスリがけまで完了しました。

組み立ての様子

届いた木材を仮組みして問題ないことを確認して、まずは鬼目ナットの取り付けを行いました。

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鬼目ナットの取り付け

次に行ったのが最も精度を要求されるサブバッフル板とバッフル板の接着です。この接着はずれてしまうとその後の修正が難しいため慎重に行いました。

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サブバッフル板とバッフル板の接着

なお、事前にサブバッフル板の穴のサイズがユニットに合うのかを確認し、若干、穴が小さかったのでヤスリで拡張してから接着しました。

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ユニットのフレームとのサイズ合わせ


今回は接着剤に フランクリン 木工用接着剤 タイトボンド オリジナル 8oz 237mlフランクリン タイトボンド3 115ml (4oz) の2種類を使い分けました。

その理由は以下の記事を読んで、接着剤の種類による粘度の差があることを知ったためです。

diy-audiospeaker.sub.jp

粘度の低いアルティメットをサブバッフル板の接着のような広い面積の接着に使用し、それ以外の部分はオリジナルの方を使うようにしました。


ここからはクランプなどを使って、ひたすら接着していきます。

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補強板の接着

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上板の接着

なお、今回は垂直や位置ずれを予防するために溝ざね加工を依頼してみました。

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溝ざね加工

確かに位置合わせや垂直を出しやすいメリットはあったものの、加工精度によってはズレることもありました。

コーナークランプがあれば垂直を出すのは難しくないと感じたので、次回以降は特に不要かなと思います。

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背板とバッフル板の接着

ここまでで箱の形ができてきました。


ここで一つ設計ミスに気づき、その修正作業に時間をとられることになります。

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エンクロージャー下部の設計

エンクロージャーの下部の下板は取り外せる構造にしています。ここはネットワークの入れ替えなどのメンテナンスに使用するため、必要な機構です。

ただその下板を取り付ける部分で鬼目ナットのスペースを用意するためにL字の切り欠きを入れた部分がミスでした。

下板を取り外すことができるということは、多少の隙間ができていることです。空気の抜けを防ぐためにこの切り欠きは塞ぐ必要がありました。

そこで立方体の木のブロック材を面から少しずらして鬼目ナットのスペースを確保した状態で四隅に接着することにしました。

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木ブロックを接着

これで問題は解決できたことになります。

木のブロックが余ったので、高さ方向の定在波を低減できないかと思って天板に貼り付けてみました。

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千鳥模様の配置

この構造の効果は参考になる文献を見つけられなかったので不明です。修正が難しいので、悪くなってしまったらあきらめましょう。


サブバッフル板を取り付けたのはスピーカーユニットをフラッシュマウントするためです。

ただサブバッフル板は板厚の関係で5.5mmを選ばざるを得ませんでした。それに対してユニットのフレームの厚みはツィーター4.5mm, ウーファー4.8mmです。

そこで A4 工作用ボール紙 工作用方眼 より丈夫 1mm 薄いMDF ホビー素材 (A4サイズ 1㎜ 12枚)紙やすり付 を使って段差をなくすためのリング材を製作しました。

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スピーカーユニットの段差を解消するためのリング

1mm厚と薄いためカッターで切断し、穴はドリルで開けています。

リング材はボンドで接着しますが、凹んでいる部分に接着するので少し工夫が必要です。

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リング材を接着するための当て木

このような小さい当て木と余っている板材を使ってクランプで圧着しました。小さい当て木はマスキングテープで仮止めしていたのですが、圧着すると結構強固にくっついてしまい、取り外すのに少し苦労しました。


最後に側板の接着です。

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側板の接着

横から見た内部構造は以下のようになっています。

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内部構造

設計段階にはなかった補強としてウーファー取り付け部の下側の部分とターミナル取り付け穴部分に補強を追加しました。

ターミナル部分の補強は、その部分にネットワークボードを配置する予定なので、ケーブルを通すスペースが必要です。 そのため斜めカットした板を接着しましたが、補強としての効果は弱そうなので、複数の丸穴を開けた板のようなものにした方がよかったかもしれません。

もう片方の側板も接着して箱の形は完成です。

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もう片方の側板も接着


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接着がすべて完了した姿

バッフルの四隅の凹み穴はマグネットホルダーを取り付けるための穴です。マグネットで付けられるグリルを作りたかったので、ホルダーを取り付けられるようにしています。

ここから全体の凹凸をなくすため、100番のヤスリがけを行いました。

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ヤスリがけを終えました

MDFはそのまま塗料を塗ると吸い込みが激しいので、目止めのためのシーラー塗布を行います。

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シーラー塗布

シーラーを吸い込んで特に木口の部分がざらざらしているので、240番と600番のヤスリで整えていきます。

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表面がきれいになりました

これで表面も整ったのでいったん完成です。

おわりに

エンクロージャーが完成したので、次回は測定を行おうと思います。塗装の続きは、測定が終わったらやります。

前記事で作った回転台の台座が今回のスピーカーのサイズよりも大きくて測定には不適合でした。

ちょうどいいサイズの台座を探していたところ、CLASSIC PRO / SM10という台座を見つけました。

試しに位置合わせしてみたところ、下板のスパイク取り付け穴と台座の取り付け穴がほぼ一致し、さらにバッフル板の位置も回転中心にピッタリ合うことがわかり、驚きました。 台座の取り付け穴の間隔が若干狭かったので、少し穴を拡張して対処しました。

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SM10をネジ止め

この台座はネジで固定できて安定しているので、これを使って測定していこうと思います。

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