最近製作しているスピーカーを測定するにあたり、軸上だけでなく軸外の特性も測定しようと思っています。
軸外の特性を測定するには、以下の記事にあるようにスピーカーのバッフル板を基準にして角度を指定して回転できる台が必要です。
そのための回転台を設計して製作しました。記事のように電動のものにはなりませんでしたが、しっかりしたものを製作できました。
完成したもの
支柱と回転台部分の2つから構成されています。
実際にスピーカーを載せると以下のような感じになります。
バッフル板が回転台の回転の中心にくるように設計されています。
支柱部分の構成
支柱およびスピーカーの設置台は、CLASSIC PRO MST20 スピーカースタンドのものを流用しています。
M8のボルト1本で固定できるので流用しやすい構造でした。
回転台の構成
回転台の部分はベアリング入りの回転盤とボールキャスターを組み合わせて作りました。
回転盤の中心にスピーカーのバッフル板がくるので、重心が少しずれます。台の傾きを防ぐために同じ高さのボールキャスターを取り付けることで、傾きを抑えています。
台座の部分には5度単位の目盛が記入されています。実際には10度間隔でも十分かと思いますが、細かく書いてあります。
測定のために移動させるのが楽になるように、支柱を取り外した状態で持ち運べるように設計しています。
おわりに
2wayスピーカーのエンクロージャー製作も佳境に入ってきたので、こういった測定のための治具を揃え始めました。
エンクロージャーがもうすぐ組み立て終わるので、それが一息ついたらまた記事を書こうと思います。