TPA1517 パワーアンプの2台目を製作

以前、試しに作ったnabeさん設計のTPA1517アンプ(TPA1517 スピーカーアンプの製作 - nabeの雑記帳)の音が良かったので、再度、部品を変えて製作しました。


今回の部品構成は以下のようになりました。


電源:18V0.8AのスイッチングACアダプタ
レギュレーター:LT3080*2
平滑コンデンサ:KMG3300uF
レギュレータ後のコンデンサ:OS-CON 1000uF

今回はレギュレーターにLT3080を使ってみました。
最近出たレギュレーターみたいで、性能が良いらしいです。
低ESRなコンデンサを接続しても発振しにくいみたいです。
むしろ発振しないように低ESRなコンデンサをつけろとデータシートに書いてあります。
ユニバーサル基板には合わない足のピッチなので、ちょっと足を広げて実装しました。

SEPC16V/470uFが品切れで無かったので、ニチコン導電性高分子コンデンサに変更しました。
10kオームの抵抗はタクマンREXへ。

入力のカップリングコンデンサは0.22uFのニッセイAPSを使用しました。
ボリュームはマルツのボリュームR1610Gとニッコームのプレート抵抗で疑似T型の構成をとっています。

ICは前回購入したものに加えてさらに2個購入しました。
4個のうち、オフセットが大きい2つは使わず、残り2個を使いました。

 

最初ボリュームをこのように付けていましたが、設計変更で移動することに。


テスト風景。
うまくボリュームが動かず・・・

どうもボリュームを熱しすぎて、壊れた感じです。
新しいボリュームに変えたら直りました。

R1610Gは金属フレームなのでフレームをGNDに落とす必要があります。
でも、なかなか、フレームには半田がのらないので困りました。
フレームを硬いものでこすって、金属の下地を出して、そこにはんだ付けしました。

R1610Gは表面がベトベトしていて、はんだがのりにくいです。
なので、こすってやると、ちゃんとつくようになります。

 

完成!

ケースはデジットに売っている傷あり大特価のアルミケースにしました。
タカチのHENっぽいデザインで、アルミもかなり肉厚な感じで良いです。
傷もほとんど気にならない程度でした。

 

後ろ。

 

前。
シンプルなデザインで、好み。

 


iPodと大きさの比較。
小型化計画第一弾にふさわしい大きさになりました。

音は、試作機と比べると、低音の勢いが良いように感じます。
やはり、電源のコンデンサに良いものを使ったからでしょうか。

DACもこのサイズにできたら良いのですが・・・。
さすがにそれは難しそうな感じです。

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