というわけで前々回の記事に引き続き、今更ながらだけど、LlanoでもDualGraphicsやってみた。
このSappireのRadeon HD6670カードと組み合わせる。
比較対象の構成
A10-5700 | A8-3870K | |
---|---|---|
CPU | AMD Trinity A10-5700(3.4GHz) | AMD Llano A8-3870K(OC 3.4GHz) |
M/B | ASRock FM2A75M-ITX | ASRock A75M-ITX |
メモリ | DDR3-1866 4GB * 2 (CORSAIR VENGEANCE) | ← |
SSD | Intel SSD335 240GB | ← |
グラフィック | Radeon HD 7660D(iGPU)+Radeon HD 6670 | Radeon HD 6550D(iGPU)+Radeon HD 6670 |
電源 | FSP AURUM 400W AU-400 | ← |
OS | Windows8 Pro(64bit) | ← |
ベンチマーク
DualGraphics OFFのときはRadeon HD 6670単体での計測。
Windows8エクスペリエンスインデックス
A8-3870K(DualGraphics ON)
A8-3870K(DualGraphics OFF)
A10-5700(DualGraphics ON)
A10-5700(DualGraphics OFF)
A10-5700でDualGraphicsをONにしたときはDualGraphicsと表示されるのに、A8-3870KでDualGraphicsをONにしたときはRadeon HD6670単体かのように表示されてる。
なんでだろう。(他のベンチマークではDualGraphics ONの状態になってる)
スコアは7.0となかなかのものなんだけど、相変わらずRadeon HD6670単体でも変わらんので、DualGraphicsの効果はこれじゃよくわからない。
ゆめりあベンチ
条件はいつも通り、1024*768の最高で。
DaulGraphicsをONにするとTrinityに迫るスコアを出すようになった。
ただ、それでもTrinityでDualGraphicsをONにしたスコアやRadeon HD6670を単体で使ったときのスコアには敵わないので、このベンチマークでは全体的にLlanoよりもTrinityのほうが優勢。
PCMark7
LlanoでDualGraphicsをONにしたら逆にスコア下がってしまったよ・・・\(^o^)/
TrinityでDualGraphicsをONにするとスコアは上がっているので不思議。
単体カードで使ってもスコア下がっているし、何故だろう。
オーバークロックしているせいなんだろうか。うーん。
3DMark Vantage
こちらはさっきと打って変わって、DualGraphicsをONにしたら急激にスコアが伸びている。
LlanoとTrinity、単体グラボとDualGraphicsで両方とも互角なスコアを出している。
DualGraphicsが効くアプリケーションと効かないアプリケーションでLlanoとTrinityは挙動が変わってくるのかもしれない。
MHFベンチマーク【大討伐】
画面解像度は1920*1080で行った。
このベンチマークではRadeon HD6670の性能に引きずられている感じがする。
DualGraphicsがONだろうがOFFだろうが、TrinityもLlanoも同じようなスコアになっている。
まとめ
DualGraphicsの完成度としてはTrinityのほうが高そう。
DualGraphicsが効くアプリケーションではLlanoもTrinityも同じようなスコアになるけど、それ以外のアプリケーションだと結局、組み合わせたグラフィックボードの性能によるところが大きい。
ただPCMark7のように明らかにTrinityのほうが優秀なスコアを収めているベンチもあるので、やっぱりTrinityはLlanoより進化しているなーと。
ということで、ますますA10-5800Kがほしくなった次第。
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