タイトルの通り、Trinity A10-5800Kで組んでみました。
前々回の記事でLlanoで組み直したけど、やっぱりTrinityの性能高いよねってことで。
FXシリーズで組もうかなと思ったりもしましたが、AMDとしてはAPUに力を入れている感じがしたので、AMD好きとしてはAPU買うかーって感じで、A10-5800Kを買うことにしました。
ついでにケースもMini-ITXのPRODIGYというケースに新調しました。
このケースはMini-ITXなのに、CPUクーラーが160mmまで使えたり、ATX電源も使える上にドライブベイもたくさんあるという至れり尽くせりなケースです。
その分、Mini-ITXにしては物理的に大きいですが・・・。
デザインは某りんご社のPCに似ている気がするけど、きっと気のせいでしょう。
組み立て
ケースのサイドパネルに電源スイッチとかUSBポートがある結構変わったケースです。
サイドパネルとかのねじは手回しできるので作業が楽です。
電源の取り付け。
電源は下部に取り付けて、CPUとかの熱の影響がないような配置になっています。
ちゃんと電源の後ろを支えるゴム足がついてて良いケースです。
CPUをご開帳。
M/BにCPUクーラーまで載せた状態。
CPUクーラーはいつものKABUTOです。
ケースにM/B装着。
普通M/Bは垂直面に装着することが多いですが、このケースは水平面に装着になります。
今回はHDD使ってないのでHDDベイは取り外して使っています。
ワンタッチで脱着できるというすぐれた機構。
2.5インチドライブはサイドパネルにねじ止めするという装着方法。
このケース、いろいろとほかのケースと一味違う感じです。
だんだんごちゃごちゃになってきました。
小型ケースはやっぱり配線が大変です。
もう少しまとめたいところです。
オーバークロック
電圧は変えずに4.1GHzまでクロックアップできました。
4.2GHzも電圧あげればいけそうな感じでしたが、消費電力考えるとあまりやりたくないなーと思い、4.1GHzで止めました。
次はGPUです。
約1GHzまでクロックアップできました。
これ以上あげると起動すると勝手に1013MHzになるという挙動になってしまったので、ここでストップです。
ベンチマーク
さて、最後にベンチマーク。
定格のクロックとOC状態でとりました。
Windows8エクスペリエンスインデックス
これはオーバークロック状態のときのもの。
定格のときのやつは撮り忘れました。
A10-5700だとプロセッサが7.3なので0.1のスコアアップしています。
A18-3870Kを3.4GHzまでオーバークロックして7.4なので、いい勝負です。
CINEBENCH
マルチスレッド性能はやはり純クアッドコアであるLlanoのA8-3870Kが強いです。
シングルスレッド性能は言われるほど、Llanoには負けてないようです。
なぜかオーバークロックするとシングルスレッドの性能が下がってしまいました。
発熱が増えた分、TurboCoreが働きにくくなったのかもしれないです。
Trinityのグラフィック性能はやはりLlanoよりいい感じです。
オーバークロックも効いているようでA10-5700より高いスコアを出しています。
PCMark7
A10-5700からやたら性能アップしていますが、ここまで上がる理由もよくわからないですし、A10-5700が逆にここまで低い理由も不明です。
A8-3870Kもやたら低いスコアだと思うので、あんまり信頼できるスコアではない感じがします・・・
ゆめりあベンチ
MHFベンチ
3DMark Vantage
一気に、グラフィック性能系のベンチマーク3本。
グラフィック性能はA10-5700よりクロックアップした分、順調に伸びている感じです。
Llanoと比べると1.5倍以上になっています。
PSO2ベンチ
このベンチマークだとオーバークロックの効果がほとんどない感じです。
CPUだけでなくGPUもオーバークロックしているので効果ありそうだけど、原因はわかりません。
3DMark11
こちらはCPUだけのオーバークロック(A8-3870K)ではほとんど効果がなく、GPUまでオーバークロックしたらスコアが伸びる(A10-5800K)ようです。
オーバークロックの効果でA10-5800KはA8-3870Kの1.5倍以上のスコアを出しています。
まとめ
A10-5800Kのオーバークロック耐性は結構高い印象です。
特にLlanoでは全然オーバークロックできなかったGPU(はずれだったのかも・・・)もかなりクロックアップできました。
CPU性能もマルチスレッドで多くのコアを使うような場面でなければLlanoと差を感じることはなさそうです。
そうなるとTrinityのグラフィック性能はかなり魅力的だと思いました。
次は、さらにデュアルグラフィックスにしてみようかなと。