0. Tesselとは
JavaScriptでプログラムを書けるマイコンボードです。 Node.jsのパッケージも利用できます。
公式サイトはTechnical Machine。
日本ではスイッチサイエンスさんで購入できます(http://www.switch-science.com/catalog/1942/)。
メインボードにWiFiが標準で搭載されていて非常にネットワークに接続しやすいボードになっています。
ネットワークに簡単に接続でき、JavaScriptで書けることも相まって、Web系のプログラマの人には使いやすそうなボードです。 こういうボードを待っていたという感じがあります。
プログラムの書き方としても、Node.jsと同じくイベント駆動型の書き方(ex: ボタンが押されたらこれをする)ができ、割り込み処理が読みやすく書けます。
RaspberryPiなどの小型Linuxボードと比較すると、電源コードを抜くときに、電源を切るという行動をしなくて良いのは、ちょっとしたデバイスを作るときに手軽で良いです。
1. セットアップ
TesselのStartページの通りに動かすと何のトラブルもなく動きました。
# HomebrewでNode.jsのインストール $ brew install node # Tessel パッケージのインストール $ npm install -g tessel # Tesselのファームウェアアップデート $ tessel update # Tesselのコードを書くディレクトリを作って初期化 $ mkdir tessel-code $ cd tessel-code $ npm init
2. Lチカ
Lチカをするコードはhttp://start.tessel.io/blinkyに公開されているのでこれをblinky.js
として保存して、以下のコマンドを実行すると青と黄緑のLEDが交互に光ります。
$ tessel run blinky.js
tessel run
コマンドは一時的にTessel上でコードを動かすコマンドなので、このままだとコマンド自体の実行を止めたり、Tesselの電源を切る・リセットボタンを押したりすると、動かなくなります。
TesselのFlashメモリにコードを書き込んで、スタンドアロンで動くようにするにはtessel push
コマンドを使います。
$ tessel push blinky.js
これでPCがなくても電源につなげば動くようになります。
今日はもう時間がなくなってしまったので、Wifiにつなぐところは次の記事で。