読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

第1回ニコニコ学会β宇宙研究会に行ってきた

第1回ニコニコ学会β宇宙研究会に行ってきました。

場所は東京都現代美術館というところでモダンな感じのところでした。

ちょうど「ミッション[宇宙×芸術]-コスモロジーを超えて」という展示を行っており、その関連プログラムみたいな感じで開催されたようです。

ちょっと会場に着くのがぎりぎりで、まだ展示のほうは見てないので、今度見に行こうと思います。

全体的な所感としては、

  • 起業している人が多かった。発表者の半分くらいは起業していたような。
  • 国家レベルでしかできなかったようなことが個人でできるようになってきた。
  • 個人の力を活かして、さらに技術開発を進めようとするイベントなどが多数開催されている。
  • 成功の裏には多数の失敗がある。爆発とか。

といった感じでした。

個人(もしくは任意団体)だけで、ここまでやってしまうというのは、やっぱり凄さを感じました。

以下、当日の軽いまとめです。


はじめに

宇宙に関する研究会をやりたい。

第1セッション「宇宙×芸術」

久保田先生

  • 超小型衛星の輪は広がっている。
  • ARTSAT(芸術衛星)の話
    • パーソナルメディアとしての衛星。
      • 技術の発展で今まで以上に衛星がパーソナルになれば面白いことができるのでは。
    • ハードウェアからソフトウェアへ。
      • ハードウェアを使うためのソフトウェアではなく、ソフトウェアをどう使うかをメインにしたい。
      • Arduinoくらいの気軽さで宇宙上で動くものを作りたい。

八谷さん

  • なつのロケット団の話。
    • 「なつのロケット」というコミックが元ネタ。
    • 液体燃料ロケットを開発している。
    • 小さい衛星のために小さいロケットを。
    • エンジン開発は2006年から。
    • 小惑星帯を狙っていく。
      • 小惑星を宇宙船に加工して、さらに遠くを目指す。
        • 宇宙に打ち上げる段階で宇宙線を受けても大丈夫な外装は難しい。
          • 宇宙にある材料を使う。
    • 爆発コレクション

トークセッション

  • 国家がやってきたことを個人がトレースする。
    • あほなことをやりたい。
    • 枯れた技術を使って面白いことをやる。
      • 高性能なものを使うと逆に法律上難しいところもある。
  • 人口小惑星を作って飛ばす。
    • それを観測する衛星を作りたい。
  • なんでモリカワ(ARTSATのボードの名前)なのか。
    • 会議していた定食屋さんの名前。
  • 樹脂で作るとだんだん朽ちていくが、それもまた芸術。
  • 軌道に乗せるためのロケットを作ろうとしたら、どれくらいの大きさ?
    • 6mくらい。大きくする以外の方法で実現できないか検討中。
  • 意外なところに特定の分野に詳しい人がいたりして驚く。
    • プロが攻められないところを攻めることができるのがアマチュア。
  • 衛星の保険。ロケットの保険はどうなってるの?
    • メンバーは保険に入っているが、一般の人は無理なんで遠くから見てもらう。
  • 海に向かって撃つので、海がある場所が必要。
    • 漁師さんに回収を手伝ってもらう必要あり。
    • 宇宙の町にしようという動きがあったりして、協力してもらえるのが助かる。
  • 個人の責任で、組織の責任にしない。
    • 第3者が乗るのは、法律的に非常にきびしい。
    • 開発者がリスクをとって乗るのは、そこまで厳しくない。

第2セッション「野生の宇宙研究」

kikyu.org

  • 気球を飛ばしている。
    • 既に30~40kmあたりに到達
    • 実は気象庁は1日2回くらい飛ばしている。
      • 我々は飛ばしたものを回収しているが、気象庁は飛ばしっぱ。
  • 気球に必要な技術。
    • バルーン・パラシュート。リフレクタ・追跡装置・カメラ
  • 回収方法
    • 最初はリアルタイムトラッキングできなかったので、あとで座標指定すると宝探しネットワーク的なところに依頼して回収してもらっていた。
    • 今はリアルタイムトラッキングできるので、自分たちで回収。
  • 最高高度は2014年1月の36km。これまで順調に記録を更新してきた。
  • 飛行経路予測は予測サイトがあるのでそれを利用。
  • 実験は夏が良い。偏西風+偏東風で帰ってくる。

なつのロケット団

  • なつのロケット団・・・任意団体
    • 物品購入など法人格が必要なことがあるのでフロント企業がある。
  • H-2Aロケットから逆算して小さいロケットはどのくらいの規模になるかと見積もって、いけそうだったので製作を開始した。
  • 実際に打ち上げみないとわからないことがある。 → やろう。
  • 工場がほしい。 → つくった。
  • データとるために無線機が必要。 → つくった。
  • リアルタイムにデータを取得したい。 → やった。
  • 市販のGPS機器は、速度制限、高度制限があってこまる。 → つくった。

チーム奥澤

  • 宇宙エレベーター
    • 全長 10万km
    • 遠心力と引力が釣り合い、紐が垂れてくる
      • なので紐は落ちてこない
  • 宇宙エレベーターを登るクライマーを作っている。エレベーターの箱みたいなもの。
    • その中でも作業用クライマーを製作。
      • 細く垂らした紐を補強して太くする機械。
  • コンテストで1100m登って世界記録を達成。
  • 作業場
    • 自宅に加工機を展開していたが、布団に切子が入って悲しい。
      • 近所にアーティスト用の工房ができたので、そこで加工。

HAKUTO

  • 月をスタジアムにした国際レースに日本で唯一の団体として出場している。
    • 最初は29チーム。今は18チーム。
    • 2015年に「月面で500m移動」と「HV動画を地球に送信」を達成すると賞金。
    • 他にもボーナス賞みたいなものがある。
      • 夜間のサバイバル・・・マイナス150度。
      • 水を発見。
      • 5000m以上移動。
      • アポロ等の痕跡を利用。
    • 走行部門で中間賞を受賞。
    • Xprizeは賞金レースを通じて社会の技術発展に貢献する。
      • 航空機の賞金レースは航空産業の発展を加速した。
  • 月の竪穴の洞窟
    • 気温が安定している。放射線もこない。
    • 4輪の機械に2輪の機械をロープでつないで洞窟を探索する。

トークセッション

  • 会社としてやらない大変さ。
    • スポンサーがいるのでそこまで困らない。
    • 会社相手でないと買えない部品とかがあって困る。
    • ヘリウムが不足している。資材の調達は難しい。兼業規定とかもあって難しい。
    • 会社にして給与がもらえるようになると、逆に高揚感が減ってしまったりと悩ましい。
  • ヘリウムのかわりに水素でやるのはどうか?
    • 落ちてきたりしたときの危険性を考えると難しい。
    • 最近、やっているところもあるらしい。
  • 宇宙エレベーター事業化。
    • 実際にできることを示していって、世界を動かしていく。
  • ロケットと宇宙エレベーターは競合する?
    • まずはロケットがないと、エレベーターは作れない
    • エレベーターができたら、それは新幹線と飛行機といったような感じの関係になるのでは。
  • 各チーム、応援してくれる人を募集中。

第3セッション「宇宙LT」

Fabsatプロジェクト

  • 東海大のプロジェクト。
  • オープンベースでの仕組み作りをやっていく。

銀河鉄道の旅を再現するWEBサービスを24時間で作ってみた

生命の住める惑星を探す!

  • 理の惑星という組織
    • 惑星をWebで簡単に学べるように。
  • ハビタブル惑星
    • 液体の水が存在する。あつすぎず、寒すぎず。
    • ハビタブルゾーン」と呼ばれるところに存在。
  • M型星
    • 温度が比較的低い中心星
    • ハビタブル惑星が中心星の近くにある。
      • 見つけやすい
    • そもそも数が多い。
  • 2015年に、すばる望遠鏡に観測装置を取り付ける予定。
  • 3年間で複数のハビタブル惑星を発見する。
  • 同じく見つかるであろう、地球型惑星の特性も明らかにできる。

レトロ天文台で宇宙と人類をアートで考える

  • 花山天文台で行われるアートイベント
  • 花山天文台資金がないので、ファンディング募集中。
  • 10月からいろいろイベントあるので見に来てください。
  • 作品募集中。

より身近になった宇宙利用「宇宙葬

  • エリジウムスペース社のサービス。
  • キューブサットに遺灰をつけて宇宙へ飛ばす。
  • どこにいるかアプリ等で確認できる。
  • だいたい1年間で大気圏に突入する。
  • 提供価格20万円。

みんなで使える地球観測データ

  • JAXANASAから提供されているデータを使って何かやってみたらどうか。
  • HDF5というフォーマットで落ちてくる。
  • 「しずく」のデータをJSONで返すAPIを作った。
  • ハッカソンとかアイデアソンにぜひ来てください。

人工衛星を応用した宇宙芸術と、宇宙人への変化

  • 洞窟の壁画にも宇宙の星の絵がある。
    • 人は古代から宇宙に魅せられてきた。
  • 宇宙空間内での芸術。
    • 衛星の軌道と電池残量を線と色で表して地球上に描画するとどうなるか。
    • 宇宙芸術は未来への予想図。
  • 光での交信。

宇宙旅行の新しいかたち

  • 6割の人は宇宙旅行に行きたいというアンケート結果がある。
    • 行きたい理由は、1位青い地球を見たい(約90%)。
  • しかしながら
    • 軌道周回はロケット内のスペースが狭い。
    • 弾道飛行は時間が短い。
  • そこで宇宙飛行ではなく地球飛行。
    • 地球飛行の航空機開発をしている。

スペースデブリ問題と向き合った1年2ヶ月とこれから

  • NASA主催のハッカソンで近年、問題になってきている、デブリ問題を身近にするというテーマで開発した。
    • 2013年で1万5000くらいのデブリがある。
  • 開発したアプリはGoogleEarthにデブリのデータを表示する。
  • プロジェクトは現在も進行中。

International Space Apps Challenge Tokyo (宇宙ハッカソン)

  • NASAJAXAのデータを使ってアプリをつくる。
  • 世界同時開催
  • 今年も開催されると思うので、皆さん来てください。