ニコニコ超会議2のニコニコ学会βで展示してきたポスター公開

ニコニコ超会議2で催された第4回ニコニコ学会βのポスターセッションにポスターと「あの楽器」を展示してきました。

まず、お礼を。 ポスターを見てくれたり、「あの楽器」を触ってくれたり、タグをつけてくれた皆様、ありがとうございました。嬉しかったです。 ニコニコ学会のスタッフの皆様にはいろいろご調整いただき、大変感謝しております。ありがとうございました。 引用させていただいた動画の投稿者の皆様にも感謝しております。自分が「あの楽器」を作る上で非常に参考にさせていただきました。ありがとうございます。

それでは展示したポスターの内容を公開します。 スタイルだけ整えています。


「あの楽器」をまとめてみた&作ってみた

1.「あの楽器」とニコニコ技術部

「Innocence」というKazuP氏による初音ミクオリジナル曲(sm1826238)に対してkellow氏が3DPV(sm5480792)を制作しました。その3DPV中で初音ミクが演奏している架空の楽器があります。タッチパネルのようなディスプレイを持ち、音と共に模様が表示される楽器です。この楽器がInnocencer、通称「あの楽器」と呼ばれる楽器です。

その後、「あの楽器」をニコニコ技術部が製作するきっかけとなった動画がsm5647118です。その中でニコニコ技術部に「あの楽器」の製作依頼が投げられます。この依頼を受けて、その後多くのニコニコ技術部員が「あの楽器」の製作を行なっています。

2.ニコニコ技術部の「あの楽器」の作例

最も有名なものはアーケードP氏の製作したもの(sm9911765)だと思います。 この「あの楽器」はPCを内蔵し、タッチパネルと液晶ディスプレイを2枚使った構成になっています。 ソフトウェアには なっと氏の開発したAnoJ(sm5747161)が用いられています。 「あの楽器」製作依頼が出てすぐの頃には様々な技術やデバイスを用いた動画が投稿されています。 例えば87氏のニンテンドーDSを使ったもの(sm5675475)、白魚P氏のiPhoneを使った(sm5709755)やhonet氏のAR技術を用いたもの(sm5855177)です。 実寸大の「あの楽器」としてはakira_you氏のLEDと静電センサーを用いたもの(sm9185646)、おおかみ氏のArduinoによる制御でバッテリー駆動が可能なもの(sm12829062)、ほび氏によるマイコン制御で模様にミクの絵柄があるもの(sm20362731)があります。 ここには書ききれなかった多数の作品があるので、気になった方は「あの楽器」タグでニコニコ動画を検索してみてください。

3.「あの楽器」を作ってみた

アルミフレーム発注

アクリル板発注

穴あけ・ネジ止め・組立

ソフトウェアインストール

ね、簡単でしょ?

ハードウェアの構造はPCを内蔵するというアーケードP氏が作成したものに近いものです。 出来る限り秋葉原で手に入る一般的な部品で構成しています。 電源以外はすべて内蔵しています。 詳細については自分のブログにまとめていますので、そちらをご覧ください。(追記:まだ図面とかは公開できてないです。ごめんなさい。) ソフトウェアに関しては今後の拡張の自由度を考えて自作しました。 ソフトウェアはgithub(GitHub - mia-0032/anogakki-processing: あの楽器のソースコード)に公開しています。 今後は軽量化(物理)と和音を出すためにマルチタッチ対応を中心に進める予定です。

【投稿動画】


以上がポスターの内容でした。

最後にポスターのキャプチャのようなものを公開します。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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