基本となるコマンドなどを調べたので備忘録としてまとめておく。
- pwd
- 現在のディレクトリ位置を返す。
- 使用例:
- $ pwd
- ls
- ファイルやディレクトリの情報を表示。
- -alとつけると隠しファイルまで含めてすべての詳細を表示できる。
- 使用例:
- $ ls
- $ ls -al
- mv
- rm
- ファイルを削除する。
- 使用例:
- $ rm target.php
- touch
- rmdir
- ディレクトリを削除する。
- 使用例:
- $ rmdir hoge
- find
- man
- コマンドのオンラインマニュアルを表示する。
- 使用例:
- $ man mv
- apropos
- コマンドの検索。指定したワードに関係するコマンドを一覧してくれる。
- 使用例:
- $ apropos copy //copyに関係するコマンド一覧を表示。
- kill
- プロセスを終了させる。
- シグナルオプションで終了のシグナルを選択する。
- 使用例:
- $ kill -KILL 112 //プロセスID112のものを強制終了する
- ps
- top
- リアルタイムに更新されるプロセスの状態一覧を表示する。
- 使用例:
- $ top
- nice
- プロセスの実行優先度を設して実行する。(高)-20 ~ 20(低)の間で設定可能。
- 使用例:
- $ nice -n 3 echo "hoge" //シェル自体の優先度に+3してechoを実行。
- fg
- バックグラウンドで動いているジョブをフォアグラウンドへ移動する。
- 使用例:
- $ fg ジョブ番号
- bg
- 現在、フォアグラウンドで動いているジョブをバックグラウンドへ移動する。
- 使用例:
- $ bg
- jobs
- 現在、動いているジョブ一覧を出力する。
- 使用例:
- $ jobs
- at
- 指定した時刻にジョブを実行する。
- 使用例:
- $ at -f ex.sh 0600 //ex.shを6時に自動で実行する。
- id
- 現在、ログインしているUIDやGIDなどを表示する。
- 使用例:
- $ id
- umask
ここからはUNIXを使う上で必要になるキーワードのメモ。
- SSH(セキュアシェル)
- ネットワーク上からシェルにアクセスするときに使う。
- すべて通信が暗号化されている。
- 公開鍵認証で共通鍵を取得し、通信自体は共通鍵認証で行われる。
- FHS(ファイル階層標準:Filesystem Hierarchy Standard)
- UID
- ユーザーID(番号)
- 番号だとわかりにくいので、ユーザー名という形で文字列を使用できる。
- GID
- グループID(番号)
- 番号だとわかりにくいので、グループ名という形で文字列を使用できる。
- なお、ユーザーが所属するグループは複数設定できるが、一次グループとしては1つのグループが設定される。
- それ以外は補助グループに分類される。
- 補助グループではグループの権限を得ることはできない。
- inode
- ファイルのデータ格納位置や更新日時などの管理情報のこと。
- 同じファイルが複数ディレクトリや別名のファイルとして存在することがあっても、inodeは1つしか存在しない。
- ハードリンク
- 同じデバイス内やファイルシステム内のファイルへのリンク。
- 実体ファイルと同じようにアクセスしたりできる。
- ハードリンクは実体ファイルの削除操作が可能。
- シンボリックリンク
- ハードリンクと同様にファイルへのリンク。
- ハードリンク違い、デバイスの内外問わない。
- ただし、実体ファイルの削除操作はシンボリックリンクからはできない。
- ファイルのモード
- シグナル
- UNIX系OSにおいてプロセス間での非同期イベントを伝えるための機構。
- ハードウェア例外やユーザーの操作等によって発生する。